ISMサービス業景況感指数

 




まずはISMサービス業全体の景況感の総合指数から見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️サービス業景況感指数は低下傾向とはなって来ましたが、好調と不調の境目となる50は上回っており、アメリカのGDPの7割はサービス業が占めることからアメリカ経済は好調だったと、その時々で判断出来ていたことになります。

1月も50を上回って市場予想を上回る53.4まで上昇しており引き続きアメリカ経済は好調と言えます。

次にサービス業の先行指数となる新規受注を見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️新規受注も50を上回って推移しており、サービス業の先行指数となることから、やはり引き続きアメリカ経済は好調と言えます。

1月は55まで上昇していて、新規受注はサービス業の先行指数となることから今後もサービス業は好調で推移すると予想されます。

次に仕入価格を見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️サービス業の仕入価格は急低下して、最近は横這いで安定しており、サービス業のインフレも完全に抑制されて来ました。

しかし、1月は新年入りで値上げされる月となるので、元々上がりやすいのですが、今回は64と少し強めに出ており、少し物価を押し上げると思います。

ただ、サービス業としては水準は低いので物価上昇が再加速となって行くような水準ではありません。

株式市場への影響は金利は上がるので、少しネガティブとなりますが、一方でサービス業の景況感は強いので経済は好調で企業業績も好調となるので、マイナスの影響は限定的だと思います。

次にサービス業の雇用を見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️サービス業の雇用は安定していましたが12月は急低下しており、少し懸念されましたが、1月は急回復し50を超えて来たので、良い結果となりました。

最後に製造業とサービス業のGDPに占める比率のデータを載せておきます。⬇️

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上記から⬆️

1、GDPに占める製造業の比率は10.9%

2、GDPに占めるサービス業の比率は70.9%

となっています。

ISMサービス業は市場予想を上回る強さとなり、経済は引き続き好調と確認されましたが、仕入価格の上昇は金利が上がるので、ちょっとネガティブとなります

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