CPIの結果




CPIの結果です。⬇️

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上記のような⬆️結果となりました。

市場予想より上振れしました。

ただ家賃の上昇が加速したのが主たる要因なのでFRBが正式な物価目標としているPCEは低めに出る内容です。

家賃を除くCPIは⬇️

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⬆️上記のような結果となり

家賃を除くCPIは前年比で1.5%の上昇

家賃を除くコアCPIは前年比で2.2%の上昇

となりました。

家賃を除けば2%の物価目標は達成されています

つまり今回の上振れは家賃の上昇が再加速が要因なので家賃の比率の低いPCEは低めに出ます

FRBが正式な物価目標としているコアPCEは家賃の比率が低く、家賃が上昇しているからCPIの上昇率は高めとなりますがコアPCEは家賃の比率が低いことからCPIよりも低めに出てくるのです。

コアPCEの前月比のデータを見ると⬇️

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上記から

6月は前月比で0.2%の上昇

7月は前月比で0.1%の上昇

8月は前月比で0.1%の上昇

9月は前月比で0.3%の上昇

10月は前月比で0.1%の上昇

11月は前月比で0.1%の上昇

12月は前月比で0.2%の上昇

となっていて6月から12月までの7ヶ月平均の年率換算ではFRBの物価目標となる2%を下回り1.89%にまで低下し足元では2%の物価目標は達成されていることになります。

コアPCEとは一度落ち着くと、ほとんど横這いとなる特徴があり⬇️

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上記は⬆️過去30年のコアPCEの前月比の上昇率となりますが、ほとんど横這いで変化がなく、一度落ち着くと極めて安定的に推移することから既に2%の物価目標は達成され、あとは毎月のデータを確認し前年比でも2%の物価目標が達成されるのを確認して行くだけとなります。

家賃を除くとCPIは低いのでPCEは家賃の比率が低いことから、この辺りの理解が広がり上昇で着地すると思います

結論として家賃が上振れの要因なので、その解釈は微妙とはなり、市場は上振れを物価再加速と解釈する可能性が高そうです

ただPCEは低めに出る内容なので、月末に発表されるPCEは低めになるので、その理解がどれだけ広がるかとはなりますが今日は下落で着地と予想しておきます

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