CPIを季節調整した後と前

 



追加のデータとなりますが、CPIを季節調整した後と前を比較して見ます⬇️

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上記は⬆️

上段が季節調整した後のCPIでニュースで発表されるデータとなります。

下段は季節調整する前の原数値となり前年比だと季節調整は不要なので季節調整前の原数値が最終的なデータとなります。

これだけ極端に変わってしまうのですが、実際のデータは下段の原数値となります。

原数値は前月比では上昇しましたが、この数ヶ月は横這いとなっており、前年比のデータは原数値で見るので、やはりデフレ傾向には変わりは無いです

年半ばになると前年比で2%を割れるような推移となっています

次に同様にコアCPIも見て行きます。⬇️

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上記は⬆️

上段が季節調整した後のコアCPIとなります

下段は季節調整する前の原数値となり、前年比は季節調整する必要が無いので最終的には原数値となります

こちらは、少し上振れしていますがコアCPIは家賃の比率が4割を超えるのでFRBが正式な物価目標としているPCEは家賃の比率は低いので順調に物価は低下しているという内容です

前年比は季節調整は不要なので最終的には原数値となり、PCEは原数値から算出されて、そこから季節調整されます。

月末に発表されるPCEは2%に向けて順調に低下しているという結果になる可能性が高く、利下げは5月に先送りとなりそうですが、PCEは順調に低下していますという内容です

市場が、そこまで理解して行くには少し時間がかかると思うので下落幅は限定的だと思いますが、下落で着地かなという感じです

PCEは2%に向けて順調に低下しているとの理解が広がればギリギリ上昇での着地もあるかとは思います

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