ISM製造業

 


まずはISM製造業全体の景況感の総合指数から見て行きます。⬇️

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上記は⬆️普段、ニュースなどで発表されるISM製造業景況感指数となり、製造業の総合指数となります。

上記は過去2年のデータとなりますが、見事に底打ちとなっていて、ついに低迷が続いて来た製造業も復活して来たのです。

ISM製造業の景況感が、このような底打ちの形になる時は景気がリセッションなど景気が低迷している状態からV字回復して来る時に出来る形なので、株式市場では典型的なリスクオンのタイミングであり、昨年株価が爆上げとなって来たのはアメリカ経済やアメリカの株式市場の教科書通りの値動きだった訳です。

つまり投資の教科書通りの爆上げラリーとなっていた訳で一流のヘッジファンドが一昨年から投資して仕込んでいたのは投資の教科書通りの投資だったのです。

つまり一流のヘッジファンドは投資の基本通りに投資判断していただけで、期待先行とか、前のめりの投資ではなく、客観的で冷静に投資判断していただけとなります。

ついにISM製造業景況感指数も底打ちしてV字回復となって来たので、このデータを見ると株式市場の強気相場は、まだ入り口の段階に過ぎず、長く続く上昇相場は、まだスタートしたばかりのなのです。

私が

ダウ平均は4万

ナスダック100は2万

S&P500は5000

これは通過点に過ぎないと言っているのは強気な見方をしている訳ではなく、実際に、どのみち年末から振り返れば誰も忘れてしまうような水準になっていると思います。

次に製造業の新規受注を見て行きます。⬇️

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上記は⬆️新規受注のデータとなります。

新規受注なので文字通り製造業の先行指数となり、一足早く昨年1月に底打ちし既にV字回復が始まっていることが分かります。

投資の教科書としては昨年1月が底打ちとなっているので1月には買いという投資判断となるのが客観的で偏りの無い投資判断となります。

偏りは無いと言いながら昨年前半には

リセッション懸念深まる!

リセッション入りは不可避か

逆イールド深まる!

などとネットの中心で叫んでた投資系インフルエンサーもいましたが、投資の教科書とは似ても似つかないデタラメな分析や主張だったと分かるデータとなります。

投資の教科書から見ると昨年前半にリセッション懸念とか逆イールド深まるなどと主張することはあり得ないので投資の教科書から見るとデタラメな主張となります。

次に製造業の雇用のデータを見て行きます。⬇️

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上記は⬆️製造業の雇用のデータとなりますが、製造業の雇用は回復期には遅行指数となるので、昨年6月に底打ちしているので先行指数の新規受注から半年遅れで遅行指数となる雇用が底打ちしていると解釈出来ます。

投資の教科書から見ると雇用も底打ちしているので年半ばには雇用も明確にV字回復して来ると予想され、

経済がV字回復して絶好調となって行く時な利下げかよ‼️

とパウエル議長がFOMCの中心で叫んでいたかは知りませんが、経済学の教科書から見ると経済は絶好調で物価が下がって行くことは起きないので、経済学の理論からアプローチしていた人は全て予想を外した訳ですが、データ分析からアプローチしていたヘッジファンドや経済学者は的確に分析出来ていたので、データ分析が如何に重要であるかを物語ると同時に新たな経済学の理論がいくつも生まれて来ることになります。

このメカニズムを理論化した経済学者の中から将来、ノーベル経済学賞を受賞する人が何人か出て来るはずです。

最後に物価のデータ。見て行きます。⬇️

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上記は⬆️製造業の仕入価格のデータとなりますが、 一昨年に底打ちしてから揺るやか上昇傾向となっていますが、製造業の仕入価格は低すぎる水準にまで低下していたので、それが正常化して来ているので投資の教科書から見ると製造業は利益率が向上して来ることから製造業関連の銘柄には投資のチャンスが広がって来たとなります。

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