住宅関連のデータ
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まずはCPIの上昇率とCPIに占める家賃の比率と家賃の上昇率を見て行きます。⬇️



上記から⬆️
1、CPIの上昇率3.4%
2、CPIに占める家賃の比率は35.17%
3、家賃の上昇率は6.2%
4、CPI上昇率に占める家賃上昇率2.18%(6.2%×0.3517)
5、家賃を除くCPIは1.22%(3.4%-2.18%)
となっていてCPIが高いのは結局は家賃がCPIに占める比率が高過ぎることや家賃の上昇率が高いことからCPIが高いだけで、家賃を除けばCPIは既に2%の物価目標を下回っていることが分かります。
FRBが正式な物価目標としているPCEは家賃の比率が低いので既に2.6%まで低下していますが、CPIが2%に下がるには家賃が下がる必要があると分かります。
次に賃貸の空室率と建設中のアパートのデータを見て行きます。⬇️



上記から⬆️
1、賃貸の空室率は底打ちし上昇に転じていてコロナ禍前の水準にまで戻って来た
2、建設中のアパートは60%以上も激増している
3、建設中のアパートは過去50年以上の歴史上、最も多い
となっているのでアパートは建設が始まれば基本的に一年以内に完成し引き渡されて行くことから低下して来た家賃が急速に低下して行くと予想されています。
昨日のFOMC後のパウエル議長の記者会見でも質問があり、パウエル議長は家賃が低下して行くと見ていると回答しており、あとは実際に分析通りに家賃が低下して2%に達して来るのを確認すれば利下げしない理由は何も無くなります。
CPIは正式な物価目標ではありませんが、それでも金融政策に影響するので、PCEが2%に達してもCPIが2%に達していないと、またゴールポストを動かして来る可能性はあり、家賃が下がりCPIも下がるのを待つのが良いと思います。
ただ家賃が下がるのを待つとPCEは2%を割れて来るので、そこまでゴールポストを動かすのかは分かりませんが、パウエル議長は毎回、毎回、ゴールポストを動かして、それまでの基準をひっくり返して来るので家賃の低下を待つ必要があるかと思います。
民間の調査では既に家賃は前年比でも低下しているので、それだけ政府統計の精度が疑問視されますが、間違った判断でも、それがFRBの議長なので
決めるのは議長
となることから我慢するしか無いと思います。
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