ユーロ圏のCPI発表

 



まずは先ほど発表されたユーロ圏のCPIとコアCPIの前年比の上昇率を見て行きます。⬇️

画像
画像

上記から⬆️

1、CPIの前年比の上昇率は2.8%

2、コアCPIの前年比の上昇率は3.3%

となっていて、これだけ見ると確かに物価は高止まりしているし、利下げはまだ先だと感じます。

しかしCPIとコアCPIの価格指数を見て行くと⬇️

画像
画像

上記のように⬆️CPIもコアCPIも価格指数は横這いから低下傾向となっており、既にデフレ化しているのです。

本来なら既に利下げしてデフレ化を止める必要がありますが、FRBも同様ですがECBも前年比の上昇率に固執しているので客観的な判断が出来ず、後手、後手となっているのです。

ECBの政策金利は⬇️

画像

上記のように⬆️ユーロ圏の政策金利は4.5%と高く、あと2ヶ月くらい先にはCPIもコアCPIも前年比で2%を割れて、年内には前年比で下落して行くので4.5%からゼロ%へと急激に利下げラッシュとなって行く訳です。

欧州版S&P500となるストックス欧州600は⬇️

画像

上記のように⬆️ストックス欧州600は過去6ヶ月で3.9%の上昇にとどまることから上昇余地が大きいと思います。

ユーロ圏は急激な利下げラッシュとなって行くのでS&P500やオルカンのリスクヘッジ先としてポートフォリオの一部に組み込むのも有効かと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

OpenAI

設備稼働率のデータ

投資家の余剰資金

輸入物価

2024年のアメリカ市場

予想インフレ率

ナスダック100の終値

CPIの結果

CPIを季節調整した後と前