デフレ傾向
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まずはCPIの実際のデータと季節的な要因を季節調整し前月比として発表させるデータを見比べながら見て行きます。⬇️


上記の⬆️
上段がCPIの実際のデータとなります。
下段は季節的な要因を季節調整して前月比として発表させる時に用いられる季節調整済みのデータとなります。
私は昨年の記事で実際のデータは3ヶ月連続で前月比で低下しており⬇️

上記は⬆️CPIの同じデータとなりますが、こちらは前月比で3ヶ月連続で低下しているのが、よく分かるので、こちらで確認して行きます。
上記の⬆️ようにCPIの実際のデータは3ヶ月連続で低下しており、実態としてはインフレどころかデフレ化して来ているとも書いて来ました。
季節要因としては年末商戦があるので年末に向けて値引きが激しくなり、全体の価格が低下傾向にあるので、その季節的な要因を調整してCPIのトレンドとして適正化し前月比として発表する
という目的で、この時期だと季節調整が、より大きくなります。
その季節調整のデータが2月9日に改定されて発表されました。⬇️

上記の⬆️データも最初に載せたデータと同じデータとなりますが、こちらは改定前と改定後の比較があるので、こちらで確認して行きます。
上記のデータから12月の季節調整済みのCPIは
308.85→308.742
と下方修正され前月比で0.3%の上昇から0.2%の上昇へと下方修正されました。
私は昨年の記事で改定される時には実際のデータと季節調整済みのデータには乖離があるので、改定では実際のデータに近づくのではと予想して書いてはいたのですが、アメリカのCPIの改定では構成比率が変わることもあるので、全てご破算となり1からやり直しとなることがあるので、それを懸念していましたが、今回は季節調整前の原数値の変更はなく⬇️

上記は⬆️最初に載せたデータの再掲載となります。
上記の改定前の原数値には変更はなく、前年比としては、このデータが引き続き使われることになりました。
アメリカは1月に価格を改定し値上げする商慣行があり、それだけに1月のCPIが、どのくらい上がるかがポイントとなりますが⬇️


上記から⬆️
2022年1月は前月比で0.6%の上昇
2023年1月は前月比で0.5%の上昇
2024年1月の前月比は0.1%の上昇という市場の予想
となっていて物価研究の専門家が注目していた1月の前月比は高騰せず、アメリカの商慣行となる1月の値上げによる価格改定は非常に限定的だったようなのです。
過去6ヶ月で見ると
市場予想から上振れは1回
市場予想から下振れは2回
市場予想と一致は3回
となっていて、市場予想を上振れた昨年8月は原油価格やガソリン価格などが高騰し、市場予想は、その影響を読み誤った特殊要因なので、それを除くと市場予想と一致するか下振れする傾向となっていることから13日に発表される1月のCPIも市場予想と一致して前月比で0.1%の上昇になるか、もしくは下振れするかの可能性が高いです。
結果として3ヶ月連続で低下しているCPIは1月も上がらず、4ヶ月連続でデフレ傾向となっていることから、このデータが前年比となるので3回目の掲載です。⬇️

上記の⬆️データが前年比となりますが、このデータが前年比となることから、昨年9月をピークにCPIの価格指数は低下傾向にあり、9月に向けてCPIは前年比で2%を割れて来る可能性が高いのです。
つまりデフレ傾向と既になっているので、前年比でも2%割れが近づき割れて来る過程で5.5%の政策金利を猛烈に利下げしてデフレ定着を止める必要に迫られるのです。
今回の改定では前年比のデータとなる原数値の改定は無く、ポイントとなる1月値上げも限定的となっているので、利下げラッシュとならざるを得なくなると思います。
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