金利上昇
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S&P500とナスダック100の終値は
S&P500は4953.17
ナスダック100は1万7600.42
先週金曜日の予想EPSは
S&P500は223.31(先々週金曜日は223.87)
ナスダック100は598.35(先々週金曜日は595.03)
PERは
S&P500は22.18倍(4953.17÷223.31)
ナスダック100は29.41倍(1万7600.42÷598.35)
益回りは
S&P500は4.51%(1÷22.18)
ナスダック100は3.4%(1÷29.41)
10年債の金利は4.32%

予想インフレ率は2.29%

実質金利は2.03%(4.32%-2.29%)
イールドスプレッドは
S&P500は2.48%(4.51%-2.03%)
ナスダック100は1.37%(3.4%-2.03%)
となります。
先週金曜日の予想EPSは
S&P500は223.31(先々週金曜日は223.87)
ナスダック100は598.35(先々週金曜日は595.03)
となるので
益回りと予想EPSから見た理論値は
S&P500は4466.2(223.31÷5%)
ナスダック100は1万6620.83(598.35÷3.6%)
となることから
S&P500は9.83%の割高(4466.2÷4953.17)
ナスダック100は5.57%の割高(1万6620.83÷1万7600.42)
となりますが、実績EPSに対して予想EPSは低過ぎることから実績EPSと益回りから見た理論値も見て行きます。
先週金曜日の実績EPSは
S&P500は224.7(先々週金曜日は224.68)
ナスダック100は566.28(先々週金曜日は571.52)
実績EPSと益回りから見た理論値は
S&P500は5617.5(224.7÷4%)
ナスダック100は1万8876(566.28÷3%)
となるので
S&P500は13.4%の割安(5617.5÷4953.17)
ナスダック100は7.25%の割安(1万8876÷1万7600.42)
となりますが実績EPSと益回りから見た理論値とは中長期的なベースラインとなり物価が前年比で2%に近付き、利下げされて物価と金融政策が正常化して来る過程で達すると判断しているターゲットラインとなり、それを予想値としています。
昨日の金利上昇により実質金利が2.03%にまで上昇しました。
実質金利が2.03%の水準は高いのですが、経済学の理論から見るとアメリカの潜在成長率が1.9%から2.2%へと上方修正されたので
潜在成長率2.2%>実質金利2.03%
という状態なので
潜在成長率>実質金利
この状態だと金利が経済を引き締めてはいない状態となるので経済は成長し企業業績の拡大は続くことになります。
つまり、これだけ金利は高くても、それ以上にアメリカの経済は強いので経済の強さから見ると低金利となるのです。
実際に
潜在成長率>実質金利
⬆️この状態でリセッション入りした事例はなく、過去の実績から見ても今のアメリカの金利は経済に対する相対的な意味において低金利と言えるのです。
昨日はCPIが上振れたので、程好い利益確定のタイミングとなっています。
過去最高値更新が続くと投資家は降りられないので、何かのキッカケが無ければ利益は確定出来ず、そろそろ売りたいと考えていても売れずに持ち越して行きます。
昨日のようなキッカケがあれば、ようやくという感じで利益確定の売りを出して手元資金を確保し、また投資して行くことになります。
アメリカ経済は絶好調となっていて企業業績も好調
それでいて物価は順調に低下しているので、アメリカ市場は理想的な相場環境にあり、それゆえに過去最高値更新ラッシュとなって来たのです。
たまには利益確定の売りにより下落することもある
その程度の下落と思います。

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