予想インフレ
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
まずは投資家の余剰資金の置き場となるリバースレポを見て行きます。⬇️

上記は⬆️リバースレポのデータとなります。
今週はリバースレポは、ほぼ横這いとなっており、FRBによるQTは事実上、終わっているとの私の仮説が正しかったと証明されつつある状況となっています。
そして、そもそもですが利下げが目前となっており、利下げとなれば金融引き締めとなるQTは金融政策が矛盾することから、どのみち終わりとなります。
利下げが具体的に検討されているのでQTを、いつ終わりにするかが議論されるのは当たり前なので、どのみちQTは終わりとなりますが、その前に事実上、終わっているのではとの仮説の行方に引き続き注目して行きます。
結局、QTは株式市場には影響しなかったという事実関係が残ります。
次に投資適格債とジャンク債の上乗せ金利を見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が投資適格債の上乗せ金利となり下段はジャンク債の上乗せ金利となります。
共にピーク時からは大きく低下しており、いち早く金融緩和が進んでいる状態となっており、それだけアメリカ経済の成長を押し上げ、アメリカの株式市場を押し上げていることになります。
実態としては既に金融緩和は始まっており、FRBの利下げの決断は遅れていますが、利下げされたのと同様な効果が既に出ていると言えます。
次に投資適格債の実際の金利とジャンク債の実際の金利を見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が投資適格債の実際の金利となり下段はジャンク債の実際の金利となります。
実際の金利もピークから大きく低下しており、ピークから2%近い金利の低下となっているので非常に単純化すれば2%の利下げ効果と同様な金利低下となっています。
それだけ実態としては金融緩和が始まっていて、アメリカ経済の成長と株式市場を下支えしている状況なので株式市場で過去最高値更新ラッシュとなっているとも言えます。
次に予想インフレ率を見て行きます。⬇️

上記は⬆️予想インフレ率のデータとなります。
予想インフレ率は一時2.3%を超えていましたが、低下傾向にあり2.2%の節目に近付いて来ました。
2.2%を下回り、2.1%に近づく過程で株式市場は一段と上昇に弾みがつくと思います。
次に予想インフレ率を前半と後半に分けて見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が前半5年の予想インフレ率となり下段は後半5年の予想インフレ率となります。
後半5年の予想インフレ率が2.2%にまで低下しています。
これは債券市場の参加者が物価は抑制されて先々も下がって行くと認識していることになることや実際の物価も予想インフレ率の影響を受けるので、FRBは利下げがしやすい環境となります。
物価は順調に低下しているのでアクシデントが無ければ3月利下げが、より一層、必要となって来ます。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
コメント
コメントを投稿