予想インフレ率

 


まずは投資家の余剰資金の置き場となるリバースレポから見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️リバースレポは、このところ僅かですが増加傾向となって来ました。

リバースレポは投資家の余剰資金の置き場となるので変動が大きく、今後、どうなるかは、まだ分かりませんが投資家の視点から見るとリスクゼロで5%以上の利回りを得られることから一定額は残すと考えられ、ゆえに私は減らなくなり、横這いとなって行くのではとの仮説を立てています。

準備預金は銀行の余剰資金の置き場となり、同じように仮説を立てて減らなくなり増加傾向となって行くと分析し予想しましたが、準備預金は増加傾向となっており、こちらは的中となりましたが、リバースレポはどうなるか非常に楽しみです。

現状で既にFRBの総資産は準備預金が増加傾向となって来たことから減らなくなっており、実態としてはQTは終わっていますが、リバースレポもどうなるか見て行きます。

次に投資適格債とジャンク債の上乗せ金利を見て行きます。⬇️

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上記は⬆️上段が投資適格債の上乗せ金利となり下段はジャンク債の上乗せ金利となります。

投資適格債とジャンク債のデータはアメリカ時間の朝に発表されることから昨日の金利上昇の影響は、ほとんど受けていないことから、明日のデータを見ないと変化が分からないので、明日のデータ待ちという感じです。

次に投資適格債とジャンク債の実際の金利を見て行きます。⬇️

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上記は⬆️上段が投資適格債の実際の金利となり下段はジャンク債の実際の金利となります。

こちらも昨日の金利上昇の前のデータとなるので明日発表のデータを見て判断して行きます。

投資適格債とジャンク債のデータはアメリカ時間の朝発表なので昨日の金利上昇の影響を受ける前のデータとなることから明日発表のデータを見て判断して行きます。

次に予想インフレ率を見て行きます。⬇️

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上記のように⬆️予想インフレ率は上昇しましたが、0.5%くらいの上昇にとどまっており、意外と債券市場の反応は限定的でした。

昨日のCPIを受けても、さすがに1月特有の特殊事情や家賃の上昇を除けば上昇は限定的となっていたので物価が再加速するような見方は、ほとんど無かったと分かる結果です。

アメリカは年初に価格を改定する商慣行があり、ゆえに1月の上昇率は高めに出るのですが、家賃を除けば上昇は限定的となっており、債券市場の反応も限定的となり、株式市場の下落も利益確定の売りという程度となったのだと思います。

また皮肉なことに季節調整の改定により12月分が下方修正されて水準が下がった12月との比較により1月が高めに出たという内容でもあり、仮に12月分が下方修正されていなければ物価は順調に低下していますという結果となっているので、今回は12月分が下方修正されたのが仇となってしまったという感じです。

次に予想インフレ率を前半と後半に分けて見て行きます。⬇️

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上記は⬆️上段が前半5年の予想インフレ率となり下段は後半5年の予想インフレ率となります。

最近の特徴として前半5年の予想インフレ率が上がっても後半5年の予想インフレ率の上昇は限定的となっており、債券市場でもCPIが上振れても影響は一時的で物価再加速となって行くような見方では無いという受け止め方となっています。

後半5年の予想インフレ率の上昇が限定的となっているので株式市場も利益確定の売りという程度の下落となっているとも言えます。

後半5年の予想インフレ率が上がると追加利上げが必要か利下げ出来ないという判断となってしまうので、嫌な金利上昇となりますが、前半5年の予想インフレ率の上昇なら影響は限定的となります。

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