利下げ
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まずは投資家の余剰資金の置き場となるリバースレポから見て行きます。⬇️

上記は⬆️リバースレポのデータとなります。
リバースレポは大きく減りました。
月初なので投資家がリバースレポから余剰資金を引き出して株式市場を主として投資していると読み取れます。
月末、月初特有の資金移動となっていたとも分かるデータとなりますが、1月31日のアメリカ市場の下落と昨日の爆上げは月末に利益を確定させてポジションを落としてリバースレポに余剰資金を積み上げて昨日は月初なので新たにポジションを積み上げる月末、月初に起きるポジション調整が値幅を大きくしていて必要以上に乱高下していたと読み取れるリバースレポのデータとなっています。
投資家の意思や意図がリバースレポから読み取れるので貴重なデータと分かります。
次に投資適格債とジャンク債の上乗せ金利を見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が投資適格債の上乗せ金利となり下段はジャンク債の上乗せ金利となります。
投資適格債とジャンク債のデータの朝に発表されるので1月31日にデータとなることから投資家が投資適格債やジャンク債を売って利益を確定させて、その余剰資金をリバースレポに積み上げていたのでリバースレポの月末残高は増えていたと読み取れます。
リバースレポの残高は昨日は月初で減っているので明日確認する投資適格債とジャンク債のデータでは買い戻されて上乗せ金利は低下していると予想されます。
リバースレポのデータは株式市場だけではなく投資適格債やジャンク債の市場分析にも有効だと分かる瞬間という感じです。
次に投資適格債とジャンク債の実際の金利を見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が投資適格債の実際の金利となり下段はジャンク債の実際の金利となります。
実際の金利も上乗せ金利で書いた内容と同様なので載せるだけと致します。
次に予想インフレ率を見て行きます。⬇️

上記は⬆️予想インフレ率のデータとなります。
ちょっと驚きましたが、急低下となりました。
昨日の労働生産性や単位労働コスト、雇用関連のデータなどから物価は順調に低下し、3月には利下げされるとの思惑から織り込みが進み、一気に予想インフレ率が急低下したのだと思います。
株式市場が爆上げとなったのも予想インフレ率の急低下の影響もあるので、押し上げられた結果と読み取れるデータとなります。
ついに、また予想インフレ率も株式市場で本格的な上昇ラリーとなって行く目安となる2.2%を割りました。
ちょっと感動しています。
私はデータを見ているのが好きなので、何かしらの変化や兆候が読み取れたりすると感動致します。
株式市場と債券市場との間には長く認識の乖離がありましたが、ついに見ている方向が同じに戻ったように感じています。
主たる居場所は違っていても市場に生きる広い意味での同志でもある株式市場と債券市場
コロナ禍前のように市場に共に生きる同志がついに同じ風景を見るように戻った記念日
そんな感じがしたデータの変化となりました。
次に予想インフレ率を前半と後半に分けて見て行きます。⬇️


上記は⬆️上段が前半5年の予想インフレ率となり下段は後半5年の予想インフレ率となります。
後半5年の予想インフレ率が急低下となり目安となる2.2%に一気に近付きました。
債券市場でも利下げ織り込みが本格的に進み、物価も順調に低下していることへの理解が進み、後半5年の予想インフレ率が急低下して来たとなっています。
もう物価の話は債券市場でも起きなくなり、利下げを本格的に織り込む相場に入って来たと思います。
非常に良い結果となっています。
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