実質賃金、実質消費
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先ほど発表された実質賃金と実質消費を見て行きますが、まずは実質賃金から見て行きます。⬇️

上記のように⬆️実質賃金は過去2年もの間、前年比でマイナスが続いており、この状態でGDPの5割を占める消費が活性化して来ることはあり得ないと分かります。
次に実質消費の前年比と前月比のデータを見て行きます。⬇️


上記のように⬆️実質消費は前月比でも
10月は前月比0.1%のマイナス
11月は前月比1%のマイナス
12月は前月比0.9%のマイナス
となっていて実に3ヶ月連続で前月比でマイナスとなり、前年比では2.5%のマイナスとなっています。
7月~9月期のGDPは⬇️

上記のように⬆️7月~9月期のGDPは2.9%の大幅なマイナス成長となっているので10月~12月期もマイナス成長率となると定義上も正式なリセッション入りとなります。
この状態で10月~12月期は実質消費が3ヶ月連続で前月比でマイナスとなっており、リセッション入りしていると見るのが妥当なデータとなっています。
GDPの2本柱となる消費を確認したので残る設備投資も見て行きます。⬇️

上記のように⬆️設備投資も先行指数となる機械受注は前月比で4.9%の急減となり前年比でも5%のマイナスになるなど、設備投資を見てもリセッション入りしていると解釈するのが妥当な急減となっています。
そして、これら様々な経済指標の中から先行性の高い経済指標を集めて指数化した景気先行指数を見て行くと⬇️

上記のように⬆️景気先行指数は昨年の下値となっていた108から底割れし107.6まで低下しています。
昨年半ばは少し持ち直していましたが、年末にかけて急激に低下しており、景気先行指数だけに景気は、ここから更に悪化して行くと予見出来るデータとなります。
10月~12月期のGDP速報値が14日に発表されます。
私はマイナス成長だと見ていますが、景気先行指数や実質賃金、実質消費のデータから見ると1月~3月期もマイナス成長になる可能性が高く、3四半期連続でマイナス成長率となる可能性が高くなって来たと思います。
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