割安なタイミング
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株式市場は様々な投資判断により割高、割安と判断され日々、売買して行きます。
アメリカ市場の主たるプレイヤーのヘッジファンドや機関投資家が金融理論から理論値を算出し日々、売買していることから結局はCAPMから算出している最大公約数の理論値が株価とはなって来ますが、
株式市場とは
誰もが自由に参加し
誰もが自由に価格を設定し
誰もが自由に売買出来る市場
となるので、そのような市場をミクロ経済学の市場分析から見ると次の市場分類の中から
独占市場
寡占市場
独占的競争市場
完全競争市場
という市場の分類の中で完全競争市場に分類されます。
神7銘柄が強いのは主たる事業が利益率の高くなる独占市場か寡占市場に属しているからとなります。
Googleは検索市場を、ほぼ独占しているのでネット広告で高い利益率を得て高い成長を遂げています。
メタはSNS市場ではインスタグラムを買収してからは創業のフェイスブックと共に市場を独占しており、やはり高い成長を遂げています。
アップルはスマホとアプリ
エヌビディアは生成AI向け高度な半導体でAMDと寡占しており、高い成長を遂げています。
アマゾンはネット販売とクラウド事業
マイクロソフトは基幹ソフトとクラウド、生成AI
テスラは電気自動車
など、それぞれに成長性の高い市場を独占、又は寡占しており、その市場の利益を独占しているので利益率は高いし高い成長を遂げて来た訳です。
株式市場は誰もが自由に参加し価格を決めて売買出来る市場なので、そこで決まる株の価格は常に市場参加者が考える最大公約数の理論値となり、つまりは理論値で推移して行くことになります。
結果、株式市場は完全競争市場なので利益を独占することは出来ないし、株式市場で勝てる理論は存在しないのです。
S&P500の利回りを過去10年の平均利回りで超えたプロのファンドマネージャーは10%しか存在せず、残り9割は市場の平均であるS&P500の利回りに負けていゆらのです。
S&P500に勝てる利回りを実現して来た投資家にある程度、共通しているのが株式市場が総悲観に傾き、暴落している時に積極的に買っているという投資判断となります。
世界一成功した投資家となるバフェットさんが自ら率いるバークシャー・ハサウェイの一昨年の株主総会で投資家として成功して来た秘訣を問われて
株式市場が総悲観に傾いたタイミングで資産の半分を投資出来たから
と語り、アメリカ市場の過去のデータでは利回りの高い順に
1、株式市場が総悲観に傾いたタイミングで買った投資家
2、株式市場が総悲観に傾いたタイミングで売らなかった投資家
3、株式市場が総悲観に傾いたタイミングで売った投資家
と過去のデータから、このような結果となっていると語っていました。
つまり高尚な理論から成功して来た訳ではなく、非常に単純化すれば株式市場が悲観に傾き、株価が暴落しているタイミングで、どれだけ買えたかで利回りに差がつくだけなのです。
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