S&P500とナスダックの終値

 


noteではS&P500、ナスダック、日経平均の終値をEPS、PER、益回り、金利、イールドスプレッド、経済学や金融理論などから独自に理論値を算出し

何%割高

何%割安

と日々分析し解説しています。

ドル/円は経済学の理論と過去30年のデータと通貨の価値の本質から独自に理論値を算出し毎月、月末のドル/円を予想しています。

経済学と金融理論、会計、マーケティング理論の知識をベースに記事を書いてます。

またニューヨークを拠点とした全米で上位1%に評価されているヘッジファンドの分析手法を参考にしてデータ分析し予想してます。

米国の経済学者やヘッジファンドの分析レポートも日々読んで参考にしてます。

この記事では

S&P500とナスダックの終値を金融理論から見て割高となっているのか?

それとも

割安となっているのか?

を簡易的に計算し検証して行きます。





S&P500とナスダック100の終値は

S&P500は4839.81

ナスダック100は1万7314

予想EPSは

S&P500は225.42(先週金曜日は221.78)

ナスダック100は595.39(先週金曜日は590.01)

PERは

S&P500は21.47倍(4839.81÷225.42)

ナスダック100は29.08倍(1万7314÷595.39)

益回りは

S&P500は4.66%(1÷21.47)

ナスダック100は3.44%(1÷29.08)

10年債の金利は4.15%

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予想インフレ率は2.34%

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実質金利は1.81%(4.15%-2.34%)

イールドスプレッドは

S&P500は2.85%(4.66%-1.81%)

ナスダック100は1.63%(3.44%-1.81%)

となります。

予想EPSは

S&P500は225.42(先週金曜日は221.78)

ナスダック100は595.39(先週金曜日は590.01)

となるので

益回りと予想EPSから見た理論値は

S&P500は4508.4(225.42÷5%)

ナスダック100は1万6538.61(595.39÷3.6%)

となることから

S&P500は6.85%の割高(4508.4÷4839.81)

ナスダック100は4.48%の割高(1万6538.61÷1万7314)

となりますが、実績EPSに対して予想EPSは低過ぎることから実績EPSと益回りから見た理論値も見て行きます。

実績EPSは

S&P500は225.42(先週金曜日は219.24)

ナスダック100は571.99(先週金曜日は559.05)

実績EPSと益回りから見た理論値は

S&P500は5635.5(225.42÷4%)

ナスダック100は1万9066.33(571.99÷3%)

となるので

S&P500は16.4%の割安(5635.5÷4839.81)

ナスダック100は10.1%の割安(1万9066.33÷1万7314)

となりますが実績EPSと益回りから見た理論値とは中長期的なベースラインとなり物価が前年比で2%に近付き、利下げされて物価と金融政策が正常化して来る過程で達すると判断しているターゲットラインとなり、それを予想値としています。

ナスダック100の実績EPSは過去最高値を大幅に更新しており、四半期決算発表の序盤は絶好調のロケットスタートとなりました。

1万7314と株価も過去最高値更新となっていますが、実績EPSから見た理論値とは、まだ10%の開きはあり、利下げされて金利が低下して来る過程で達して来ると予想され、過去最高値更新とは言っても、まだ割安は解消されず、それだけ上昇余地が大きいことを意味します。

またS&P500も実績EPSは先週から大幅な上方修正となり、今回の四半期決算が如何に好調なのかを裏付けています。

記事を書き始めて1年が過ぎましたが、目標の1つとして株価が如何に理論通りに動いて行くかをリアルタイムで見せることが出来たらと思っていました。

その証としてS&P500とナスダックが過去最高値を更新して行けば理論値から見て如何に割安だったかが証明出来て、理論値から見て割安ならばタイムラグはあっても、やがて割安は解消され爆上げして行くと証明出来ると考えて記事を書いて来ましたが、S&P500、ナスダック100共に1年で過去最高値更新となり、大きな目標の1つは達成出来ました。

一昨年からアメリカ市場は歴史的で記録的な割

安になっていると当時はアメブロで書いていて私自身は一昨年の9月が底値とアメブロで繰り返し指摘し実際に集中的に投資したので大暴落となった歴史的な相場の底値で集中投資出来て投資判断は成功となりましたが、一昨年9月が歴史的な底値であり絶好の買い場となっているとの分析が的中出来たことを誇りに思います。

一昨年から昨年と一貫してアメリカ市場は歴史的で記録的な割安になっているから爆発的に爆買いされて爆上げして行くと主張して来ました。


非常に単純にアメリカ市場は歴史的で記録的な割安だったから爆上げして来ただけであり、それを客観的なデータにより、この1年証明出来たことは、とても良かったと思います。

とりあえずS&P500が過去最高値更新となり一区切りとなりましたが、また次の目標である実績EPSから見た理論値にS&P500、ナスダック100共に達して来ることを目標とし記事を書いて行きます。

S&P500、ナスダック100共に過去最高値更新となり読者の皆様は本当におめでとうございます。

過去最高値更新

とても良い響きですが、今年は年がら年中、飽きるほど聞かれるフレーズになると確信しています。

過去最高値更新 過去最高値更新 過去最高値更新

と連日のように叫べる楽しい相場の始まりだと思います。

この1年 本当にありがとうございました。

また1年宜しくお願い致します。


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