リーマンショック前から現在までの過去20年



下記は日米の対GDP比の民間債務の過去20年の推移となります。⬇️

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上記から⬆️最新のデータを見比べると

1、アメリカの対GDP比の民間債務は217.8%

2、日本の対GDP比の民間債務は247.3%

となっていて、その差、およそ対GDP比で30%も日本の対GDP比の民間債務は多いことになり、日本のの名目GDPは、およそ600兆円なので、日本の名目GDPに合わせるとアメリカよりも180兆円も民間債務が多いことになります。

アメリカはリーマンショック時に積み上がった時とコロナ禍で、また積み上がった時の、それぞれで過剰債務は解消し、リーマンショック前の水準にまで減らすことに成功していて借金の少ない経済となっています。

やはりアメリカは利上げして金利を高くするので企業にも家計にも借金は積み上がらない構図となっていることが分かります。

一方の日本はリーマンショック後に減った借金がコロナ禍で爆発的に激増し一気に過剰債務が積み上がっています。

やはり低金利なので利払いが少ないことから借金漬けになりやすく、コロナ禍で政府の対策も企業や家計に借金させて乗り切る選択をしたこともあり、あり得ないような激増となっています。

これだけ極端に過剰債務が積み上がると企業も家計も借金返済に追われて行くので、企業なら設備投資、家計なら住宅や自動車など前向きなお金の使い方が出来なくなるので、どうしても経済は停滞して行きます。

日本は政府も企業も家計も過剰債務を抱えている状態なので、それだけ身の丈を超えた円が流通していることから円の価値は希薄化しているので円安が進みやすい環境にもあると言えます。

この状態だと理屈から言えばアメリカよりも金利を高くしないと円の価値は維持出来なくなるはずです。

昨年12月17日に今年のドル/円の最安値を予想して1ドル165円まで円安が進み一瞬かもしれないがタッチすると予想しました。

この予想が当たるかもしれないと、対GDP比の民間債務のデータから分析しても感じます。

今の日本経済は色々とバランスが悪いので、どこかで解消に向かうことから経済にもドル/円にも大きめのショックはあるのではと思います。

円安を活かして経済をバブル化して乗り越える可能性もあり、そこに期待もしています。

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