物価関連のデータ
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まずは輸入物価の予想を見て行きます。⬇️

上記は⬆️17日に発表される輸入物価の予想となります。
輸入物価はアメリカ企業が海外からの仕入価格となるのでPPiの先行指数となり、PPiはCPI、PCEの先行指数となることから最終的にはPCEに大きく影響して来る物価指数となります。
実際に輸入物価からPPi、CPI、PCEへと見て行くと⬇️

上記は⬆️輸入物価の過去5年のデータとなります。
上記のように2020年後半に輸入物価が高騰して来たので企業の仕入価格となるPPiがやや遅れて高騰し⬇️

上記のように⬆️企業の仕入価格となるPPiが2020年後半から高騰して来たのでCPIはやや遅れて2021年初めくらいから高騰し⬇️

上記のように⬆️企業の販売価格となるCPIが2021年初めくらいから高騰して来たのでCPIから7割、PPiから3割の品目が算出されるPCEも⬇️

上記のように⬆️PCEも2021年初めくらいから高騰しています。
その後、輸入価格は⬇️

上記のように⬆️輸入物価は2022年の半ばに高騰は止まり下落に転じて来たのでPPiは⬇️

上記のように⬆️PPiも2022年半ばには高騰が止まり、PPiは国内要因もあるので下落は遅れましたが2023年後半には下落に転じて来たのでCPIも⬇️

上記のように⬆️CPIも2023年には高騰が止まり後半には下落に転じて来たのでPCEも⬇️

上記のように⬆️PCEも2023年には高騰が止まり後半には下落に転じて来ました。
CPIは12月まで発表済みでPCEは11月まで発表され月末には12月のデータが発表されますが、CPIと同様に低下して来ると予想されます。
12月の輸入物価は17日に発表されますが市場予想は最初に見たように⬇️

上記のように⬆️前月比で0.7%の下落が予想されていますが輸入物価はアメリカ企業が海外からの仕入価格となることから、この12月の輸入物価も一部はPCEに反映されるので今月末に発表される12月のPCEは更に下振れした水準になると予想されPCE、コアPCE共に低めな水準が予想されます。
FRBの正式な物価目標はコアPCEとなりますが、コアPCEはコアCPIから7割、コアPPiから3割が反映されるので先週発表されたコアCPIは⬇️

コアCPIは⬆️前月比で0.3%の上昇となっていますが、コアCPIは家賃の比率が高く、家賃の上昇率が高いことから家賃の比率が低いコアPCEは、この時点で前月比で0.2%の上昇と予想されています。
その翌日にコアPPiが発表され⬇️

上記のように⬆️コアPPiは前月比で0.2%の上昇となっていますが、コアPCEは、やや低めに出るので、この時点でコアPCEは前月比で0.2%を割ると予想されています。
更に輸入物価が前月比で下落予想となっており更にコアPCEを少し押し下げることから月末に発表される12月のコアPCEは前月比で0.15%程度までは少なくとも低下すると思います。
すでに⬇️

上記のように⬆️コアPCEは6月以降は前月比で年率換算で2%の物価目標となる0.2%程度で推移しており、6月~11月までの6ヶ月平均の年率換算では1.87%にまで低下し2%の物価目標を下回っていますが月末発表される12月のデータが加わると6月~12月の7ヶ月平均の年率換算は更に低下し1.8%程度まで下がりそうです。
17日に発表される輸入物価により細かなコアPCEの予想が出揃うようですが、その結果により月末のFOMCで利下げか利下げ示唆が市場に織り込まれて行くと予想され金利は低下して行くと思います。
という感じで地味な経済指標ですが輸入物価の発表は非常に重要で私は輸入物価の動向からCPIやPCEは急激に低下して来ると予想し的中しています。
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