ダウ平均は年初来6回目の過去最高値更新!

 



マイクロソフトとGoogleは引け後の決算発表で今の時間外では下落していますが、EPSは共に市場予想を上回っており、決算発表は無難な内容です。

市場予想を上回って着地しており、マイクロソフトはダウ平均、ナスダック、S&P500の3指数に採用されているので3指数の実績EPSを押し上げることから、これまでの株価上昇を裏付ける結果となります。

Googleもナスダック、S&P500に採用されているので僅かですがEPSは市場予想を上回って着地しておりナスダック、S&P500の株価上昇を裏付けることになります。

Googleへの評価はクラウド事業とネット広告で上下する傾向にあり、特に主戦場のネット広告が冴えないと株価は下がるという傾向にありますが今回はネット広告が冴えずネガティブサプライズとなったようです。

Google配下のYouTubeの広告事業がTikTokに押されて来ているので、EPSは市場予想とほぼ同じでもネット広告が弱いとTikTokとの競争に負けて来ているとの判断となって行くので投資家は嫌がるという結果だと思います。

またクラウド事業の増加率がマイクロソフトの30%超えに対して25%と負けており、Googleはマイクロソフトとアマゾンを追い掛ける立場なのでマイクロソフトとアマゾンよりも増加率で上回らないと市場占有率は上昇しないので評価されませんが、今回は増加率でマイクロソフトに負けており、つまりは市場占有率が下がることを意味するのでクラウド事業3番手のGoogleへの評価が下がるのは当然と言えます。

Googleはクラウド事業でマイクロソフトとアマゾンに追い付け、追い越せという期待があり、クラウド事業の仕組みがマイクロソフトとアマゾンを上回る内容なので将来性はGoogleが優るという評価も多く期待されて来ただけに今回はマイクロソフトに負けただけに失望売りが広がったのだと思います。


マイクロソフトもクラウド事業が注目されますが、クラウド事業は2四半期連続で前期比で伸び率が上昇しており、内容は良いです。

クラウド事業3強のマイクロソフト、アマゾン、Googleの中で増加率を競い、増加率が上回ると市場占有率が上がることを意味するので増加率の勝ち負けにより株価の明暗は分かれます。

昨日発表された求人は⬇️

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フィスコの記事です

上記のように⬆️求人は市場予想を上回り、引き続き雇用環境は好調となっており、雇用統計も好調な結果が予想されます。

また消費者信頼感指数が発表され⬇️

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上記のように⬆️消費者信頼感指数は好調でインフレ予想は低い結果となり理想的な内容となりました。

このデータはコロナ禍前はアメリカの消費動向を先取りし、物価動向も先取りしていたことから株式市場では非常に重要視されて来た経済指標となります。

しかしコロナ禍でウクライナ危機や物価高騰、金利高騰もあり、メンタルへの影響が極めて大きかったことから消費者信頼感指数が消費を先取りしなくなり、物価への影響も限定的となっていたことから重要視されなくなっていましたが、物価も金融政策も正常化に向かって行くので、これからは重要視される経済指標として復活して来ると思います。

消費者信頼感指数が良ければ消費も良い結果となり経済は好調に成長して行くという関係性があるデータなので、これからは私も重要視して消費の先読みに活用して行こうと思います

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