FOMCに向けて

 


まずはクリーブランド連銀のCPIナウ、PCEナウのデータを見て行きます。⬇️

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上記は⬆️クリーブランド連銀のデータとなります。

クリーブランド連銀は今年のFOMCで投票権を持つので重要なデータとなります。

クリーブランド連銀のデータは少し高めに出るので実際には毎回下振れして着地しています。

その上でFRBの正式は物価目標となる1月のPCE、コアPCEを見て行くと

1、PCE総合指数は前年比で2.19%の上昇

2、コアPCEは前年比で2.66%の上昇

となっていてFOMCでは、このデータが足元のPCE、コアPCEの水準と判断して金融政策を判断して行くことになります。

既にPCEは2.19%と物価目標は達成している状態となり、正式な物価目標はコアPCEとなりますが、コアPCEも2.66%まで低下しており、ほぼ2%の物価目標が達成されていることになります。

クリーブランド連銀のデータは高めに出るので2月に発表される1月のPCE、コアPCEは低めに出ると予想されるので

1、PCEは2%~2.1%

2、コアPCEは2.5%~2.6%

このくらいとなると予想されます。

また1月は昨年の水準が低いので、2月以降は昨年の水準が高いことから3月に発表される2月のPCE、コアPCEは更に低下することになります。⬇️

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上記のように⬆️PCEは昨年1月は水準が低いので1月の前年比は高めに出ますが、2月は水準が切り上がるので3月に発表される2月のPCEの前年比は2%を割ると思います。

コアPCEも2月は水準が高めになるので3月に発表される2月の前年比は2.2%くらいまで低下すると予想されます。

つまり3月に発表される2月の前年比はPCEは2%を割る可能性があり、コアPCEも2%近くまで低下すると予想されることから、3月のFOMCでは2%の物価目標が完全な形で達成された状態で迎えるので、3月利下げは確実ですが、やはり電撃的に1月利下げの可能性も十分にあると思います。

3月のFOMC時点では2%の物価目標が完全な形で達成された状態で迎えるので1回分の0.25%の4回分となる1%の利下げの可能性もあります。

やはり本来なら12月に少なくとも0.5%は利下げすべきだったし1月も連続して利下げして3月のFOMCを迎えるべきでしたが、先送りに先送りした結果、極端な利下げラッシュとなって行きそうです。

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