日本のCPI
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まずは輸入物価、PPi、CPIのデータを見て行きます。⬇️
上記から⬆️
1、輸入物価は起点の価格指数を100としても160を超えており60%以上上昇している
2、輸入物価は一時より低下したが上昇が始まってからのベースラインに戻り上昇している
3、企業の仕入価格を意味するPPiの価格指数は100から120まで20%上昇し横這いとなっている
4、CPIの価格指数は100から7%弱の上昇にとどまっている
という状態です。
輸入物価が60%以上も上昇しているという意味は内外価格差が60%以上もあることを意味しており、60%以上も高騰している海外からの輸入を続けると、やがて内外価格差は解消に向かうことになります。
輸入物価と国内物価の上昇率の違いは内外価格差を意味するので中長期的に必ずというくらい解消されて行きます。
内外価格差の解消とは
1、為替変動により解消される
2、国内物価の上昇により解消される
3、1と2の組み合わせにより解消している
この3パターンとなります。
実際にアメリカとユーロ圏の輸入物価とCPIを見て行くと⬇️
上記から⬆️
1、アメリカの輸入物価の価格指数はコロナ禍前の125から140へと12%上昇している
2、アメリカのCPIの価格指数はコロナ禍前の260弱から310弱へと、およそ19%上昇している
3、ユーロ圏の輸入物価の価格指数は100くらいから117くらいへと17%くらい上昇している
4、ユーロ圏のCPIの価格指数は105から124まで18%くらい上昇している
となっていてアメリカもユーロ圏も輸入物価の上昇分は全て価格転嫁されて内外価格差は解消されています。
日本の輸入物価は60%以上も上昇していますが、CPIは7%弱程度しか上昇しておらず、内外価格差は50%以上も残っており、必ず中長期的には解消に向かうことから
1、50%円高となり内外価格差は解消される
2、国内のCPIが50%上昇し内外価格差は解消される
3、1と2の組み合わせにより内外価格差は解消される
このいずれかとなって行きます。
CPIの上昇が抑制されているのは政府が電気代やガス代、ガソリン代などに補助金を支給して上昇を抑えているからなので、経済活動により抑制されて来た訳では無いことから今日のCPIを見て物価が抑制されて来たとの分析は完全に間違っていて単に人為的に補助金を支給して抑制させているだけとなります。
内外価格差は必ずというくらい解消されて行きます。
輸出すれば高く売れるのに国内向けに低価格で販売し続ける企業など存在しないからです。
50%は極端としても3%を超える物価上昇が中長期的に続く可能性が極めて高いです。
結果として利上げラッシュとなって行くと思います。
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