日経平均の終値
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日経平均の終値は3万6065.86円
予想EPSは2272.58円
PERは15.87倍
益回りは6.3%
金利は0.71%
イールドスプレッドは5.59%(6.3%-0.71%)
イールドスプレッドの理論値は6%と判断しているので益回りの理論値は
6%+0.71%=6.71%
益回りと予想EPSから見た日経平均する理論値は
3万3868.55円(2272.58÷6.71%)
となるので
日経平均は6.09%の割高(3万3868.55円÷3万6065.86円)
となります。
今日の日経平均は⬇️

上記のように⬆️日経平均は上昇はしていますが下落している銘柄が多く上昇している銘柄は大型銘柄が多いので日本市場に投資している投資家は下落したような感覚だと思います。
日経平均あるあるという感じですが、構成比率に偏りがあるので指数の動きと個別銘柄の動きが異なることは良くあり、今日も、そのような結果となっています。
日本市場は経済が低迷し依存度が高い中国経済も低迷し利上げが予想される状況下の中で、予想EPSが上がらないのにPERが上がることにより株価が爆上げするというバランスの悪い相場となっています。
12月18日の予想EPSは2271.77
今日の予想EPSは2272.58
日経平均は12月18日は3万2758.98円
今日の日経平均は3万6065.86円
となっていて、この間の3306円の爆上げは、そのほぼ全てがPERの上昇によるものであり、つまり企業業績の実績は伴わず、単純に期待や思惑だけで裏付けもなく買われて3300円も1ヶ月で爆上げしています。
アメリカ市場は利下げが目前となり利下げされ金利が下がると株価の理論値は
将来発生する税引き後キャッシュフローの割引現在価値
となり、割引現在価値を算出するには金利を用いるので割引率が低下し、現在価値は上がるので株価の理論値が上がります。
また税引き後キャッシュフローなので金利低下により利払いが減るとキャッシュフローは増えるので、やはり株価の理論値が上がります。
このような環境にあり、アメリカ経済は絶好調と言える極めて高い経済成長率となっているので企業業績の拡大という裏付けの伴う株価上昇となっています。
しかし日本は利上げが目前となっている中で金利上昇により株価の理論値が下がる環境にありながらPERが上がることにより3300円も株価が爆上げするという異例な相場となっています。
この歪な株価爆上げの結末を市場の神様は、どのようなシナリオを用意しているのか?
メインシナリオは株価の暴落となる訳ですが、円安を活かしながら経済が復調し企業業績も向上して、あとから裏付けが追い付いて来るというサブシナリオの可能性もあり、今は運命の分かれ目にあるのだと思います。
アメリカ市場は今日の引け後にマイクロソフトやGoogle、メタなど決算発表ラッシュとなりますが、マイクロソフトとGoogleは生成AIの普及によりクラウド事業が好調なので市場予想を上振れして来ると思います。
メタとGoogleはネット広告が底打ちしているので、やはり市場予想を上振れして来ると思います。
マイクロソフトは企業向けソフトの好調とGoogleはクラウド事業、ネット広告の両面で好調となり強い決算発表になると思います。
大手ハイテクは昨年底打ちしているので、基本的には強い決算発表になると思います。
心配はアップルで、ちょっとアップルショックには気をつけたいです。


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