日銀のバランスシートとマネーサプライ
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
下記は日銀の総資産の過去1年のデータとなります。⬇️

上記のように⬆️ピークアウトしていることから日経新聞が
隠れたテーパリング
と報じていたので、偶然ではなく、ある程度、意識した国債買い入れの縮小となっていると思います。⬇️

上記のように⬆️過去2年の日銀による国債買い入れは昨年金利が上昇していた時に金利上昇を抑える目的で債券市場で買い漁っていて無理やり金利上昇を抑えていたのが良く分かるデータとなりますが、買い過ぎたので、その後始末として徐々に国債買い入れを減らして来たことが分かります。
国債買い入れ縮小が持続的な金融政策として続いて行くかは分からず、つまりはテーパリングとはなってはいなくて昨年買い過ぎたから、その単なる調整に過ぎないようにも感じますが、ただ日銀の総資産は750兆円と名目GDPが600兆円なので125%もあり、明らかに増え過ぎたので増えないように国債買い入れを減らし調整しているのは確かだと思います。
総資産は減ったので、その意味では
テーパリング終了→資産縮小(いわゆるQT)
となっている可能性もあるので日銀の総資産にも注目して行きたいです。
ちなみにFRBは⬇️


上記から⬆️
1、名目GDPは27.94兆ドル
2、FRBの総資産は7.68兆ドル
となっているので名目GDPの27.5%しかなく、日銀は125%なのでFRBの4.55倍も総資産が膨らんでいる訳です。
で、話を日銀に戻して
日銀は昨年、金利上昇を抑える為とは言え国債を大量に買い入れたことから、その反動もありテーパリングと言えるような国債買い入れ縮小を始めているのですが、過去10年のデータを見ると⬇️

上記のように⬆️コロナ禍で総資産が急増しているので、その状態からコロナ禍前のベースラインに戻す必要はあるので、その調整となっているのが実態だと思います。
とはいえ、結果としてテーパリング、資産縮小となって来るとマネーサプライも増えなくなって来るので⬇️

上記のように⬆️マネーサプライも増えなくなり、半年以上、ほぼ横這いとなって来たことが分かります。
マネーサプライも過去10年のデータを確認すると⬇️

上記のように⬆️マネーサプライもコロナ禍前のベースラインからコロナ禍で一気に上振れし、増え過ぎたマネーサプライがコロナ禍前のベースラインに戻ることに経済学の理論上、なって行くので結局はマネーサプライも今後も横這い傾向となって行くと考えられます。
以上の結果から鑑みると
1、日銀は国債買い入れを減らし、総資産は横這いか減る傾向となって行く
2、マネーサプライも横這いか減る傾向となって行く
という傾向なので、この状態だと経済が成長するのは非常に難しくなります。
日銀のバランスシートとマネーサプライも今後は毎月、確認して行こうと思います。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
コメント
コメントを投稿