日経平均の終値
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日経平均の終値は3万6517.57円
予想EPSは2286.64円
PERは15.97倍
益回りは6.26%
金利は0.64%
イールドスプレッドは5.62%(6.26%-0.64%)
イールドスプレッドの理論値は6%と判断しているので益回りの理論値は
6%+0.64%=6.64%
益回りと予想EPSから見た日経平均する理論値は
3万4437.35円(2286.64÷6.64%)
となるので
日経平均は5.7%の割高(3万4437.35円÷3万6517.57円)
となります。
引け後に日銀の植田総裁による記者会見で近いうちにマイナス金利の解除やイールドカーブコントロールの解除、その後の利上げ継続を示唆するような発言とETF買い入れを打ち切ることを示唆したことから時間外で一時400円を超える急落となりました。
株式市場、債券市場共に利上げは無いとか、あっても、ごく僅かな利上げしか無いとの見方が主流で日銀が、しっかりと利上げを継続し利上げラッシュとなって行く覚悟を持っていることの理解が広がっていないので日銀と市場との間にギャップが広がっている状態です。
昨年も幾度となく触れていますが、日銀は利上げを始めると利上げ幅は小さくとも継続して利上げして行くので、少なくとも5回とか6回など、或いは7回、8回など利上げを継続して行くことを選択して行きます。
利上げ幅は0.1%だと5回なら0.5%の利上げとなるので利上げ幅は限定的になるにしても回数は利上げを継続しているという演出はして来るはずです。
利上げ幅が0.1%なら8回の利上げでも0.8%の利上げとなり利上げは限定的とはなりますが、それでも8回の利上げとなり8会合連続での利上げとなるので、8会合も利上げしたという実績は作れます。
逆に言えば景気が悪くなって来た時には8回も利下げする余地が生まれることから、いざとなれば8回も利下げして対応出来るとの安心感を演出することも可能となるので1回の利上げ幅は小さくても利上げ回数は出来るだけ多くしたいのが日銀の本音です。
福井総裁時代が最も最近の利上げ局面となりますが、福井総裁の回顧録のような記事を読んだことがありますが利上げ局面では利上げして行く姿勢を示し、利下げ余地を出来るだけ確保することが重要であることを強調していたことを覚えています。
福井総裁時代はリーマンショックとなり利上げは打ち切りとなりましたが、福井総裁の利上げへの断固たる決意は立派だったと思います。
日銀は利上げ幅は小さくても回数は5回~8回は最低でも利上げして行くと決意していると見て様々な準備を整えることが肝要(かんよう)だと思います。
アメリカ市場は20%の下落が基準となる弱気相場の正式な終わりとなる20%以上の上昇と最高値更新となり正式な強気相場入りとなっているので、ここからは、どこまで上がるかが焦点となって来ます。
強気相場は、この水準から10%、20%と上がって行くのが、ごく普通となるのでS&P500で言えば5000は通過点となり、6000を超えて行くくらいの上昇となって行くのは、それほど驚きの水準ではないです。
アメリカ市場の強気相場は本当に楽しく、投資家にとって最高の経験になると思います。
今年はつみたてNISAが拡大し日本でも本格的な投資ブームとなって行く元年となり、20代、30代の多くが億り人になって行く起点の年になったと後から振り返ることになると思います。
投資は焦ると失敗するので短期的に巨額のリターンを狙うのではなく、地味にコツコツと投資して行く投資家が最後には笑うと思います。
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