日本経済の先行き

 



まずは景気先行指数を見て行きます。⬇️

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上記は⬆️11日に発表された最新の景気先行指数となり過去3年のデータとなります。

景気先行指数は景気に先行する経済指標を集めて指数化したデータとなり、

経済は成長が加速しているのか?

それとも

経済は減速に向かっているのか?

という景気の先行きの傾向を表しているデータとなります。

今回の水準は過去3年でダントツに低く、能登地震の前の調査となり影響は受けていないのですが、急な落ち込みとなっており⬇️

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上記は⬆️景気先行指数の過去2年のデータとなります。

上記のように過去2年のデータで見ると、より急な落ち込みとなっており、長年にわたり機能してきて最も正確に日本経済の先行きを占うデータとなって来た景気先行指数の右肩下がりの落ち込みとなっているので、かなり悪い状況であり、このままではリセッション確実と言えるデータと言えます。

一方で昨年決定した巨額の景気対策により、これから減税分や給付金がばら蒔かれて行くことや能登地震の復旧、復興に巨額の資金が投じられて行き景気を押し上げる要因となるので深刻なリセッション入りとはならないでしょうが、日本経済がしばらくは悪化傾向となって行くことは確実と言えるデータとなります。

海外の売上比率が高い日経平均は爆上げでも国内の売上比率が高いグロース指数が冴えないのも、このような日本経済の低迷、減速、悪化傾向による影響が強いと思います。

文字通り、景気先行指数となるので、これから日本経済は減速し悪化して行きますよというデータとなるので国内を主とする企業の業績も、これから悪くなって行きますよというデータと言えることから投資判断の参考になるデータになると思います。

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